BLOG

パースについて

今ではCGパースを使いながらの打合せがどの設計事務所も普通になっておりますが、当所では設計に携わってきた何年も前から常にパースは作成してきました。
ソフトの進化によりパソコンを変えながら開発技術についていきつつ、自分自身が置いていかれないようにするのも大変です。
また、建築パース制作会社さんなどの製作事例を見ると素晴らしいものがたくさんあり自分も勉強が足りないなと痛感させられます。
パースも多様化されていますが、当所ではお客様との意思疎通ツールとして主に使用しております。広告用として依頼を受けない限り、ラフな精度のまま立体イメージの共有として作成しております。
ファーストプランの提案時から立体でプレゼンし、要望をお聞きして平面が変わっていくごとにCGパースもリアルにどんどん変更していきますので高精度ではイメージ共有が追い付きません。内観、外観共に静止画像やウォークスルーを作成しておりますので平面図だけでは想像が付かないところをカバー出来ます。
ソフトの進化でどんどんリアルなパースが作成可能となっておりますが通常打合せ業務ではリアルなものは追及しておりません。

以下、外観イメージを3パターン載せましたが平面計画は同じ間取りです。

 

 

 

お客様からのヒアリングの際、建物外観のこだわりがあるものの、何が好みか定まっていないし、言葉としては伝えれないように感じたのであえてテイストの異なる雰囲気でパターンを変えて提案しました。

画像は1アングルずつ、元データを作成しているので手間ですがリアルさは、さほど追及していないのでレンダリング時間は抑えれています。

打合せにCGパースを常に使用していますのでお客様が立体で想像が早い段階でつきやすく分かりやすいというメリットがあります。

また、工事関係者や構造設計者との設計意図などの伝達事項にもパースは便利で、多くの場面で活用しております。

上のパースは先ほどの外観パースの内観です。

LDKはご要望により大空間となっており、さらに開放的な階段を計画してより広さを感じることが出来ます。空間が広いため、構造柱がLDKの中央付近に必要だったのですがCGパースにより柱があっても空間を妨げないという説明をパースがしてくれました。

私自身が口下手なので開業当初からパースには助けてもらっています。